【目指せ、頂点。】第2回プラザクリエイト接客コンテスト・第1話:開幕-リアルショップの価値を届ける-

アイキャッチ画像(マガプラ記事用:接客コンテスト)

目次

「あなたに接客してもらえてよかった」―──そんな言葉を引き出す接客力を競う「第2回プラザクリエイト接客コンテスト」が2024年12月3日、東京・両国のKFCホールで開催されました。

全国100名のエントリーから勝ち上がった精鋭10名が、日頃培った接客スキルを披露する本大会。オンライン全盛の時代だからこそ、実店舗ならではの価値を追求する熱い戦いの模様を、4回にわたってお届けします。
目次

「理想の接客」を追求する社内イベントの幕開け

今回で2回目を迎える接客コンテスト、今年は【リアルショップの価値を届ける】を大会テーマに、人と人がつながる接客やショップをコンセプトとした社内イベントだ。北日本から20名、北関東から17名、関東から31名、西日本から32名、計100名のエントリーの中から、厳正な予選を勝ち抜いた10名が決勝の舞台に立つ。

会場となったKFCホール

予選では、コンシューマー事業本部本部長をはじめ、統括部長、各地域の部長、副部長、そしてソフトバンクの担当者が審査を担当。動画審査による1回の予選を経て、今日の決勝大会へとつながった。

応援団も準備万端

決勝では、各出場者に18分間の持ち時間が与えられる。料金相談や機種変更など、実践的な接客スキルを競うステージで、誰が頂点に立つのか。会場には期待と緊張が入り混じる空気が漂っていた。

緊張した面持ちの10名の決勝進出者達

心震わせる舞台へ―開会式で新谷社長が語った「接客の本質」

早朝から続く開場準備を終え、会場には全国各地から集まった店長や応援団、そして審査員と来賓が着席。厳かな空気が漂う中、新谷隼人社長が壇上に立った。

新谷

本日ステージに立つ10名の皆様は、緊張の中で勝ち抜いてこられた精鋭です

そう切り出した社長は、昨年の第1回大会の成功を受け、今大会への期待の高まりを語った。

接客の本質について語る新谷社長

続いて、新谷社長は自身の高校生時代の印象深い接客体験を紹介。眼鏡店で、普段選ばないような真っ赤な縁の眼鏡を勧められた際、店員から「お客様の心を動かすことこそが接客の本質」と教わった経験を語った。その言葉に、会場からは深いうなずきが見られた。

新谷

ソフトバンクショップは確かにモバイルショップとして通信サービスを提供していますが、最も重要な商品は皆様お一人お一人です

社長の言葉は、実店舗における人と人とのつながりの重要性を改めて浮き彫りにした。

トップバッターの船津さん、緊張を笑顔に変えて

はち切れんばかりの笑顔で会場を魅了した船津さん

開会式を終え、いよいよ実演の部が始まった。最初の挑戦者は、関西モバイル1G ソフトバンクブルメールHAT神戸の船津ありささん。昨年の予選敗退を経験し、「関西を代表して頑張ります!」と意気込んだ彼女の表情には、緊張と決意が交錯していた。

予選での審査員からは

接客の入りの部分から、ヒアリング、共感のタイミングともに完璧

親しみやすくかつ訴求力の高い接客

との高評価を得ての本番。所属店舗からの応援メッセージ映像が流れ、会場からも熱い声援が送られる中、船津さんの18分間が始まった。

応援も熱を帯びる

接客は、まるで魔法をかけるかのように鮮やかに展開された。まず、丁寧な自己紹介と所要時間の確認から入り、分からないことがあれば”待った”のサインを出してほしいと説明。顧客に安心感を与える入り方だ。

常に笑顔を忘れない

続くヒアリングでは、料金の高さや電池の持ち、動作の遅さといった現状の問題点を丁寧に聞き取り。家族構成やキャリア利用状況、現在の月額料金、使用頻度の高い機能、決済手段など、必要な情報を漏れなく確認していく。

聞き取りは懇切丁寧に

商品提案では、Google Pixelの特徴的な機能を実演を交えて紹介。また、PayPay還元の説明では、「PayPayの還元率が0.5%から5%、さらに10%になります」と、段階的な説明で顧客の興味を引き出す。

船津

この還元額、毎月の料金に当てられたらめちゃめちゃ嬉しくないですか

と、共感を誘う話法で会話を展開。表情豊かな対話と効果的な手振りで、情報を分かりやすく伝えていく様子に、会場は引き込まれた。

表情やボディランゲージが豊か
実演は店舗を模したセットで行われた

実演後インタビュー

「手応えはない」と謙遜する船津さん。

船津

去年、ソフトバンクのグランプリに出場させてもらいましたが、今回は練習量が若干違いました

と振り返りつつ、

船津

伝えたいことは全部伝えられましたが…。
時間配分がもう少し上手くできれば…

と、プロフェッショナルならではの厳しい自己評価も忘れなかった。

激戦の予感漂う開幕戦

2番手の出場者も実演も終了。審査員からは「等身大の姿勢が、顧客との距離を縮める効果を生んでいた」とのコメントが聞かれた。

コメント中の審査員
等身大の接客が、審査員から高い評価を得た



開会式から2組の実演を終え、会場に充満する期待感。全国から選ばれた10名による接客の競演は、まだ序盤。それぞれの個性が光る中で、誰が頂点に立つのか。この熱い戦いの行方は、次回以降でお伝えしていく。

(第2回に続く)



※記載の提案内容・キャンペーン・還元率等はデモンストレーション用のものであり、実際とは異なります。

(シリーズ全編はこちら)

(この特集の取材・執筆者)

いからしひろき

プロライター、日刊ゲンダイなどでこれまで1,000人以上をインタビュー。各種記事ライティング、ビジネス本の編集協力、ライター目線でのPRコンサルティング、プレスリリース添削&作成も行う。2023年6月にライターズオフィス「きいてかく合同会社」を設立。

きいてかく合同会社: https://www.kiitekaku.com/

(撮影者)


蔦野裕

目次