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代表対談企画:アニマル・ドネーション西平代表×プラザクリエイト新谷社長(前編)「写真がつなぐ、動物と人の幸せな未来」

目次

動物専門の寄付サイトを運営する「公益社団法人アニマル・ドネーション(通称アニドネ)」。日本の動物福祉を世界トップレベルにすることを目標に、様々な活動をしています。そのアニドネが、2025インターペット東京(日本最大級のペットの祭典)にて「パタパタパネル展」を開催しました。これは、保護される前の犬猫の姿と、その子達が里親の元で幸せになった姿をビフォーアフターで写真展示するという企画で、多くの人の注目を集めました。

この展示会の写真パネルを印刷・制作したのがプラザクリエイト。
今回の対談では、写真展に協賛した背景、そして動物愛護の意義などを、それぞれの代表が語り合います。

参加者PROFILE

西平衣里(にしひら えり)

公益社団法人アニマル・ドネーション 代表理事/マネジメントディレクター

株式会社リクルートで、結婚情報誌「ゼクシィ」の創刊、その後ゼクシィブランドのムック版等の媒体立ち上げに編集制作、クリエイティブディレクターとして携わる。14年の勤務後、ヘアサロン経営者を経て、アニマル・ドネーションを立ち上げる。小さいころから、無類の動物好きで魚・鳥・猫とともに育つ。

新谷 隼人(しんたに はやと)

株式会社プラザクリエイト 代表取締役社長
広告代理店勤務を経て、株式会社リクルートに転職し、3年連続でMVPを獲得。リテール新規開発グループやカスタマーサクセス領域にてマネージャーとして活躍。2019年に株式会社プラザクリエイトへ入社。取締役を経て、2022年より代表取締役社長に就任。

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「動物」と「写真」の親和性で繋がった縁

西平

パタパタパネル展ではたいへんお世話になりました。納期が短いのに、無理なリクエストばかりして申し訳なかったです。知識がないので、もう丸投げみたいな

対談に臨む、公益社団法人アニマル・ドネーション 西平代表
新谷

いえいえ。こちらも、写真パネルをパタパタさせる技術やデザインなど、開発し甲斐がありました。お話をいただけて嬉しかったです

西平

お互いリクルート社に在籍していましたが、今回がはじめまして、ですよね。突然のお願いでしたが、写真展に協賛いただいてありがとうございました

新谷

共通の知り合いがいましたからね。その人から、こういった動物支援をしている団体があること、そしてプラザクリエイトは写真をテーマにしている会社だから、一緒に社会活動的なことができそうなら、話を聞いてみては?というふうにご縁がつながりましたね

西平

アニドネが初めてインターペット*に出展することが決まった時、「印刷どうしよう…」ってすごく悩んだんです。今年3月ごろにダメもとでお願いしましたが、4月の開催に見事に間に合わせていただきました

新谷

うちの職人が頑張りました(笑)。印刷技術だけでなく、大勢の人が何度も写真パネルをパタパタしても大丈夫なように、一定の強度や、めくりやすいデザインにもこだわりました

自社の和光プリントセンターの職人を労いながら当時の試行錯誤を振り返る、株式会社プラザクリエイト代表・新谷

*インターペットとは

人とペットの豊かな暮らしを提案する、日本最大級のペットイベント。第14回を迎えた2025年は4月3日ー6日の4日間に渡り開催され、合計77,878 名が来場した。インターペット公式サイトより引用)

写真の力で心が動いて、動物が救われる

西平

今回は、写真の力というもの実感する機会になりました

新谷

写真でビフォーアフターを見せるだけで、文字はいらないというか、言葉以上に心が動くということを体感できましたね

新谷

悲しい犯罪も多い現代ですが、たとえば家族の写真や子供のころの写真が玄関に飾ってあるだけでも、衝動的な犯行を思いとどまらせる効力があるのではと思っています。写真の持つ力って本当に大きいと思うんです

西平

瞬間的に気づくとか、深く考えさせるとか、行動を起こさせるとか、とにかく写真には大きな力がありますよね。ある意味、すごいメディアでもあるかなと

新谷

それと、デジタルよりも、印刷された写真の方が記憶というよりも心に残る気がしませんか。より粘着性が高いみたいな

西平

そうですよね。インターペット終了後は、縁あってサイバーエージェントさんの社内に展示していただきましたが、皆さん関心を持ってじっくり見てくださったそうで嬉しいです

サイバーエージェント社でのパネル展は、6月初頭から開始された
新谷

今回の対談場所もサイバーエージェントさんのオフィスをお借りしましたが、同社とアニドネさんとの親交は深いのですか?

西平

アニドネ立ち上げの初期から活動にご賛同いただき、支援していただいています。ネット広告などのイメージが強いですが、動物好きな社員さんが多いそうで、動物福祉にも積極的な企業様だと思います

新谷

西平さんが広告制作をしていた時代、撮影ディレクションもたくさんされていたと思うのですが、その見識とかセンスみたいなものは今回の写真展でも活かされているのでしょうか

西平

広告の写真は作り込まれた世界ですが、動物はいっさい作らない。すべての瞬間が本物で、表情もとても豊かです。犬も猫も感情がとても豊かな生き物なんです。だから動物写真は盛らない、作らない!

新谷

ご自身の中での線引きがはっきりされているのは、動物たちへの深いリスペクトが前提にあるんですね

人間本位ではなく、動物にとってより良い形を常に考える西平代表
新谷

インターペットではそんな写真を見た方々からの、反応や感想などはいかがでしたか?

西平

涙しながら見る人も多く、ボランティアへの参加や、寄付の仕方などを聞いてくださる方も大勢いらっしゃいました

新谷

特に印象的だったことや、来場者の傾向などあればお聞かせいただけますか

西平

年代関係なく、幅広い層の人が関心を持ってくれたように思います。学生さんも多くて、インターペット終了後は帝京科学大学様にも展示をしていただきました。教授の方が「たった2枚の写真の中に、動物が幸せになるまでのヒストリーが全部ある。それを学生に伝えたい」と言ってくださって、輪が広がっていったんです

新谷

アニドネさんが伝えたいことが、あのパネル展を通じて広がっているのですね。それを「写真の力」でご支援できたのだとしたら、プラザクリエイトとしてもこの上ない喜びです

写真印刷を祖業とするプラザクリエイトは、「写真の力」を通して社会貢献を目指す

後編につづく

株式会社サイバーエージェント様コメント

今回の対談の舞台は、パネル展開催中のサイバーエージェント社・Abema Tower内オフィスの一部をお借りいたしました。快くご対応くださいましたこと、心より感謝申し上げます。また、コメントもいただいておりますので、ご紹介いたします。

当社はアニマル・ドネーションの動物福祉向上を目的とした活動に賛同し、寄付を通じた支援を行っています。

今回は、保護犬猫を取り巻く現状を広く認識してもらいたいという企画意図に共感し、当社オフィスで「幸せになった保護犬猫たち ビフォーアフター パネル展」を開催しました。

動物好きな社員も多く、初日から多くの反応があり、新しい家族のもとで幸せに暮らす保護犬猫の姿に関心を向ける様子が見られました。

当社は今後もアニマル・ドネーションの目指す人と動物が良きパートナーとして共に幸せに生きていける社会の実現を応援していきたいと考えています。
サイバーエージェント社での展示の様子

アニドネ×プラザクリエイト「あの子と私のしあわせ広場プロジェクト」ご紹介

【特設ページはこちら】

写真の投稿・「いいね」のご支援・パレットプラザでのお買い物を、保護犬・保護猫の元へぬくもりにかえてお届けします。

【公益社団法人アニマル・ドネーション 公式サイト】


(この特集の取材・執筆者)

小田 亮子

新卒入社後、人材系・ブライダル系の広告制作ディレクターを経て独立。フリーランスで広告関連の制作ディレクションほか、人材系、ブライダル系、動物系、エシカル系の記事を執筆。神奈川県出身で湘南エリアに在住も、海と陽射しが苦手なインドア派の夜型。大の猫好き。

(撮影者)

髙野宏治

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