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広報山中の気になるものリサーチ!「かわいい」だけじゃない。“マイクロブタと暮らす”という未来をのぞいてみたら

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マイクロブタさんとの初対面に癒された、池袋の「mipig cafe」訪問
じつはこの日、ブタさん達とふれあうだけでなく、その背景にある想いや取り組みにも触れることができました。

きっかけは、ある交流会で出会った株式会社Hooomeの取締役・北川さんとのご縁。
「ブタさんカフェを運営しているんです。動物と写真って相性が良いので、何かご一緒できたら嬉しいですね」とお話しする中で、「いつか行ってみたいな」と思っていた場所でした。

そんなご縁が繋がり、今回ようやく訪れることができた「mipig cafe」。実際に見て、聞いて、触れてみて感じたのは、かわいいだけではない、マイクロブタさんとの暮らしの奥深さでした。
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カフェはゴールじゃない。始まりの場所

「mipig cafe」は、マイクロブタさんとふれあうことができる場所ですが、そこに込められた意味はそれだけではありません。

カフェを運営する株式会社Hooomeの皆さんにお話を伺ってみると、ここは“マイクロブタと暮らす”という選択肢を考える、第一歩の場所でもあるのだそうです。

ブタさん達の誕生から、日々の成長、そして新しい家族との暮らしまで。
そのすべてに寄り添いながら、人とマイクロブタが幸せに暮らせる未来をつくること。

「“with pig”-マイクロブタさんとヒトが幸せに共生できる未来の実現-」というミッションを掲げ、活動を続けているといいます。

『mipig』という名前に込めたもの

ブランド名の『mipig(マイピッグ)』は、「micro(小さな)」と「my(わたしの)」を組み合わせた造語。

「マイクロブタが、もっと身近な存在になりますように」
そんな願いが込められているそうです。

また、「マイクロブタ」という言葉自体が、“サイズ”だけに注目されがちなことから、より暮らしに寄り添う存在として『mipig』という呼び名を広めていきたいという思いも教えていただきました。

創業のきっかけは、イギリスで見た“ある光景”

『mipig』のはじまりは、創業メンバーがイギリスで見たひとつの光景だったと言います。

それは、広い庭を走り回ったり、ソファの上でくつろいだりする、自由気ままなマイクロブタたちの姿。彼らは狭いケージの中にいるのではなく、家族として暮らしていました。

でも、日本ではまだ「ブタ=家畜」というイメージが根強く、ペットとしての認知度は低め。
そのギャップを埋めたい。ブタさんの愛らしさや知性をちゃんと伝えたい。
そんな想いが、『mipig』の原点になっているのだそうです。

日本の“今”に目を向けて

お話を聞く中で印象的だったのは、『mipig』が動物福祉(アニマルウェルフェア)を起点に取り入れていること。

欧米では広がりつつあるこの考え方ですが、日本ではまだまだ浸透していないのが現状です。
たとえば、過密飼育や麻酔なしでの去勢、電気棒による誘導など、ブタが置かれている環境は、決して理想的とはいえません。

そんな現状を少しでも変えていけるように。
『mipig』では、“with pig”を掲げて、より良い飼育環境や社会のあり方を模索し続けていることにも触れていただきました。

迎えるだけじゃない、ずっと寄り添うサポート

ブタさんとの暮らしは、かわいさだけでなく、日々のケアや体調管理も大切になってきます。

だからこそ『mipig』では、「生まれる前から、その一生を支える」ことを前提にしたサービス体制を整えているそうです。

一気通貫のサービス体制

ステージ別の具体的な取り組みをご紹介していきます。

❶mipig farm

マイクロブタさんたちの誕生と育成を行う自社ファーム。
一頭一頭に愛情を注ぎ、健康で個性豊かに育つよう、大切に見守られています。

❷mipig + family

お迎え希望者とブタさんが出会うためのサイト。
性格や個性を見ながら、ぴったりの“家族”探しをサポートしてくれます。

❸mipig + food

ブタさんの体調や成長に配慮した、オリジナルの専用フード。
健康で幸せな暮らしを、毎日の食事から支えています。

❹mipig owners

お迎え後の飼い主さん向けサポート。
しつけ、健康相談、食事のことまで、暮らしの不安に丁寧に寄り添ってくれます。

こうして見ていくと、『mipig』は「お迎えしてからが本番」ともいえるくらい、ずっと続く関係性を大切にしていることが伝わってきますね。

マイクロブタと、人と。未来をつなぐために

マイクロブタさんとのふれあいから見えてきたのは、動物と人が、もっと近く、もっと自然に寄り添い合える社会のかたちでした。

“かわいい”のその先にある、命の重みやあたたかさに気づいたとき、私たち一人ひとりにできることが、少しずつ見えてくるのかもしれません。

人と動物が共に生きる「しあわせの広場」を、これからもっと広げていけたら——

そんな願いを胸に、この出会いを大切にしたいと思います。

(取材協力:株式会社Hooome様)

日本初のマイクロブタとふれあえるカフェ

【コンセプトご紹介】
“マイクロブタさんのおうち”
このおうちには、子どものブタさんから大人のブタさんまでたくさんのブタさんが仲良く暮らしています。
おうちにお越しいただくみなさまは”マイクロブタさんのお友だち“。
お友だちと一緒に、ちょっぴりお昼寝をしてみたり、本を読んだり、おやつを食べたり。マイクロブタさんとゆったりとしたひと時をお過ごしください。

(この記事の著者)

山中晴奈
株式会社プラザクリエイト・マガプラ編集部員。
広報・社長秘書を兼任。メディア担当、プレスリリース配信も手がける。

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