ソフトバンク|プラザクリエイト 特別座談会「女性が輝くリアルな職場の姿」【レポート後編】

2026年2月3日(火)に開催された『ソフトバンク|プラザクリエイト 特別座談会「女性が輝くリアルな職場の姿」。女性も働きやすく、活躍しやすい職場をつくるために、モバイル事業で深い連携のあるプラザクリエイトとソフトバンクの女性社員各3名が日頃の働き方や感じていることを明かしながら、現場や会社全体で必要な取り組みについて考えました。その模様の後編をお届けします。
▼前回記事はこちら

綾部 聡美(あやべ さとみ)
株式会社プラザクリエイト
関東法人営業G 法人営業マネージャー

秋山 碧(あきやま みどり)
株式会社プラザクリエイト
コンシューマー北日本4G エリアマネージャー

高橋 梢(たかはし こずえ)
株式会社プラザクリエイト
人事部 部長

畠田 暁子(はたけだ あきこ)
ソフトバンク株式会社
法人統括 法人パートナー営業本部(関西・中四国地区)部長

木戸 あかり(きど あかり)
ソフトバンク株式会社
コーポレート統括 人事総務本部 人事企画統括部 DE&I推進課 課長

島田 理沙(しまだ りさ)
ソフトバンク株式会社
コーポレート統括 人事総務本部 組織人事2部 法人事業部門人事1課 課長
「社内コミュニケーションのあり方」について考える

イベント前半に働く女性が抱えるさまざまな悩みとその具体事例を語り合った後、テーマは「社内コミュニケーションのあり方」へ。
プラザクリエイトの綾部さんの発言から、「思わずモヤッとしてしまった一言」がまず話題に上がりました。
プラザ 綾部以前、男性脳と女性脳の違いを説かれたことがあります。
「男性だから論理的。女性だから感情的」と言われるのはあまり嬉しくないですし、そもそもあまり関係がないのでは……と思ってしまいます。


その話に、ソフトバンクの畠田さんは思うところがあるようです。
畠田さんもかつては「男女のカテゴリに当てはめないでほしい」と感じていたそうですが、脳の働きについて興味を持って調べるうちに男女の傾向の違いを知り、現在は仕事の中でその特徴を意識して使い分けるようにしているといいます。



例えば、何か指示を受けたとき、女性は現実的に考えて「本当にできるか分からない」とネガティブな発言をしてしまいがち。でも、男性はひとまず「やってみます」と答える方が多いんです。
たとえ指示されたことができなかったとしても、上司に理由を伝え、納得してもらえばいい。
多くの男性が実践しているそうした仕事の仕方は、とてもうまいなと感じました。
ビジネスの世界には、ある意味勢いも必要です。
そのことに気づいてから、私もあまりネガティブにならず、なるべく挑戦するように意識しています。


一方、部下のマネジメントでは細やかなケアを行い、業務の成功確率の向上に貢献しているそうです。



部下に対しては、男性上司に多い「とりあえずやってみて」という指示をするのではなく、担当業務の背景をなるべく伝えるようにしています。
そうすることでアクションの成功率が上がるように感じます。
いわゆる‟男性的”な仕事の仕方と‟女性的”な仕事の仕方、これらをうまく使い分けると良いように思います。
プラザクリエイトの秋山さんからも、別な角度からエピソードが語られました。



私は「女性ならでは」という言葉にモヤモヤしてしまいます。
例えば、昇進が決まった際、「女性ならではのマネージャーとして活躍してほしい」と声をかけていただいたことがあり、率直に「納得がいかない」と思ってしまいました。
発言や行動に自分が意図しない冠がついてしまうと、どうしても腑に落ちない気持ちが出てきます。





男性、女性など性別で見てしまう前に、
「その方がどのようなやり方であれば仕事がしやすいのか」を、
対話をしながら探っていく姿勢が大切なのかもしれません。
また、「男性の上司や社員の女性社員へのコミュニケーションのとり方」についても言及がありました。



セクハラやパワハラになってしまうといけないから、女性の部下に直接注意がしづらいと考えている男性上司は多いように思います。
実際、私も「(女性の)○○さんにこれを言っておいて」と指示されたことがありますし、「女性同士だから言いやすいでしょ?」と言われたこともあります。
業務上の注意は普通に伝えてもらっても大丈夫なんだけどな、と思うことがあります。
話は「どのようなコミュニケーションのとり方をするとセクハラになってしまうのか」という点にまで発展。意見を交わしました。



例えば、職場で「髪切った?」と事実を聞かれる分には嫌な気はしません。
ですが、それに紐づけて「今日、何か予定があるの?デート?」と突っ込んで聞かれるのは少し嫌だなと感じます。



髪を切ったかどうかという些細な話題でも、触れられるのが嫌だと感じる人はいます。
感じ方はひとそれぞれなので、各々のボーダーラインを普段のコミュニケーションの中で探っていくことが大切だと思います。
働く女性が「励みになった一言」
一方、励みになった言葉についてもエピソードが語られました。出産を経て仕事に復帰し、家庭との両立に悩む中で退職を考えていた時期があるという綾部さん。最終的にプラザクリエイトで働き続けることを決めた背景には、上司の言葉がありました。



店舗業務と家庭との両立に悩んで退職を考えていたとき、現場ではあまり一緒になったことがない上司から「法人営業部でなら、今まで培ってきたものを活かして頑張れるよ」と声をかけてもらったんです。
その言葉に私の仕事ぶりを見ていてくれた人がいたんだと感じたと同時に、「このまま引き下がりたくない」という気持ちが芽生え、退職を思いとどまりました。
上司が「部下を日頃からきちんと見ている」と伝えるのも、大切なのかもしれません。



自分の頑張りを適切に評価してもらえていないと、誰しも心が折れそうになりますよね。
時々でも労いや感謝の言葉があると良いのだと思います。



上司の立場から言えば、部下に対する感謝の気持ちはあっても、日常的に接しているからこそ言葉にするタイミングが少なくなってしまうのかもしれません。
私も改めて、男女を問わず部下には感謝の言葉を伝えなければいけないなと思いました。
女性が働き続けられる環境をつくるために必要なこととは
さまざまなエピソードが語られた後、イベントの終盤では、「女性が働き続けられる環境づくり」について意見を交わしました。



女性が少ない環境で働いてきて、歯がゆい思いをしてきたことがあります。
ただ、そうした中でも自分の意見を率直に発しつつ、誠実に対応することを心がけているうちに、周囲から少しずつ理解を得られるようになりました。
日本では女性管理職はまだマイナーな存在です。だからこそ、私の存在が後進に少しでも参考になればと思っています。
畠田さんは、会社の制度のあり方についても言及しました。



会社として、ライフイベントやキャリア形成を支える制度はしっかりと整えていくべきだと思います。
人それぞれライフプランがありますから、それにマッチした制度を作ったほうがいい。
従業員に「どの制度を使い、どんなキャリアを描くのか選べる自由」が生まれることで、生産性が向上し、長く働いてもらえるようになるのではないでしょうか。
ここでソフトバンクの木戸さん、島田さんより、同社の女性活躍にまつわる人事制度について紹介がありました。
木戸さんによれば、ソフトバンクでは法令の規定を上回る多様な出産・育児支援制度を設けているといいます。
例えば、労働基準法や育児・介護休業法で定められた「産前産後休暇」や「育児休業」、「看護休暇」だけでなく、子どもの学校行事などで利用できる「キッズ休暇」などを設定しているそうです。


また、女性が参加しやすい研修も実施。
さらに、主体的にキャリア形成ができる「ジョブポスティング制度(新規事業・成長事業に自ら手を挙げ異動できる制度)」や「フリーエージェント制度(希望する部門やグループ会社に自ら手を挙げ異動できる制度)」などもあり、女性社員に対してさまざまな機会提供を行っていることが語られました。







仕事と家庭をどのようなバランスで両立していきたいのかを考え、自分に合った制度を選んで使ってもらえたらと考えています。
周囲もその制度を使うことへの理解が大切です。





ソフトバンクには手挙げの配置施策があります。
私自身も営業からFA制度を使い人事に異動しました。
累計3000名以上がこの制度で異動を実現できています。


ソフトバンク社の制度紹介を受け、プラザクリエイトの3名からもさまざまな感想が語られました。
特に注目度が高かったのが、「ジョブポスティング制度」と「フリーエージェント制度」。
プラザクリエイト人事部長の高橋さんは、社内で類似制度の強化を進めているところだと明かします。



社内向けにポジションの募集をかけ、選考を経て異動を実現させていく。
こうした社員の自主性を活かす制度は必要だと考えており、当社にふさわしい形で実施できるよう、内容をアップデート中です。





誰かに言われたからその仕事をするのと、自分で手を挙げるのとではモチベーションも異なると思います。
各々の自主性を重んじる制度の存在は大切だと感じました。
イベントに登壇して思ったこと
最後は、イベントを通じて思ったことや考えたことが各登壇者から語られました。



今回は「女性」という言葉をタイトルに使っていますが、いろいろな話をする中で、人それぞれ悩みがあり、向き合い方やコミュニケーションのとり方があることが改めて分かりました。
皆さんがお互いに気遣い、寄り添い合えるようになれたらと思います。



組織の改善点などはどんどん変わっていくものだと思うので、思考や価値観をアップデートしていかなければいけないなと思います。
私も含め、多くの方が自身の言動に意識を配ることで、職場の中により過ごしやすい空気が生まれるのではないでしょうか。



男女問わず、それぞれが悩みながらキャリアを前に進めていくのだと思います。
一歩踏み出す勇気を持ち、チャンスがあればそれにアプローチをして、ご自身の中で新たな土壌を築いていただけたらと思います。



人事として、女性管理職として、今日はビジネスパートナーのソフトバンクさんからさまざまなことを学び、勇気をいただきました。
当社でも現在検討していることをいち早く実現させながら、一人ひとりの社員が「自分の人生をこうしていきたい」と言えるような組織になっていきたい。
改めてそのように決意しています。




「女性が輝くリアルな職場の姿」をテーマにさまざまな話が飛び交った約90分。
働く女性の困りごとや想い、考えに改めて目を向けてみると、議論が最終的に「全社員に共通する働きやすい環境づくり」へと発展していったのが印象的でした。
今回のイベントを経て、両社の取り組みや環境がどのように変化をしていくのか。その進化に期待が高まります。
登壇者(敬称略)
■株式会社プラザクリエイト
- 綾部聡美/関東法人営業G 法人営業マネージャー
- 秋山碧/コンシューマー北日本4G エリアマネージャー
- 高橋梢/人事部 部長
■ソフトバンク株式会社
- 畠田暁子/法人統括 法人パートナー営業本部(関西・中四国地区)部長
- 木戸あかり/コーポレート統括 人事総務本部 人事企画統括部 DE&I推進課 課長
- 島田理沙/コーポレート統括 人事総務本部 組織人事2部 法人事業部門人事1課 課長


(おわり)
【前編の記事はこちら】


(記事執筆)


市岡光子
1991年生まれのフリーライター。歴7年の広報経験とキャリアコンサルタント資格を活かし、企業取材と広報・採用広報でのコンテンツ制作、ブックライティングを軸に活動中。ライフワークで音楽分野の取材とライト文芸の執筆も行う。
HP:https://mirai-editingroom-3.jimdosite.com/
SNS:https://x.com/ichika674128
(編集・デザイン)


西岡明子
株式会社プラザクリエイト/入社以来、主にパレットプラザの商品・サービス・販促・店舗内装のグラフィックデザイン各種を担当し、2018年より展開のDIYキット「つくるんです®」ブランドの拡大に従事。また、フォロワー数1.6万を超える「つくるんです」公式Xを開設から2025年10月まで担当。入社約30年の長い社歴を生かした目線でマガプラを盛り上げるべく2025年10月よりマガプラの3代目編集長となる。













