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代表対談企画:アニマル・ドネーション西平代表×プラザクリエイト新谷社長(後編)「知ってしまった責任。その責任に対して人や企業ができること」

目次

前編では、協賛のきっかけと写真が持つ力について語りあった二人。

続いては、お互いの愛犬の話から、動物の現状を知ってしまった責任、動物がもっと幸せになるために企業や個人に何ができるかなどに焦点を当てていきます。

参加者PROFILE

西平衣里(にしひら えり)

公益社団法人アニマル・ドネーション 代表理事/マネジメントディレクター

株式会社リクルートで、結婚情報誌「ゼクシィ」の創刊、その後ゼクシィブランドのムック版等の媒体立ち上げに編集制作、クリエイティブディレクターとして携わる。14年の勤務後、ヘアサロン経営者を経て、アニマル・ドネーションを立ち上げる。小さいころから、無類の動物好きで魚・鳥・猫とともに育つ。

新谷 隼人(しんたに はやと)

株式会社プラザクリエイト 代表取締役社長
広告代理店勤務を経て、株式会社リクルートに転職し、3年連続でMVPを獲得。リテール新規開発グループやカスタマーサクセス領域にてマネージャーとして活躍。2019年に株式会社プラザクリエイトへ入社。取締役を経て、2022年より代表取締役社長に就任。

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愛犬との出会いと思い出

西平

新谷社長は子供のころからワンちゃんと一緒ですか?

新谷

はい。子供のころ、河川敷に捨てられていた子犬を拾ったのが最初です。この子は家族以外には絶対に懐かない犬でした

西平

すごく家族想いの愛情深いワンちゃんだったんですね!

新谷

二匹目は飼育放棄された犬を引き取ったかたちです。最初は声も出せず、不自然に太っていて歩くこともままならない状態で。でも飼っているうちにみるみる元気になりました。この子のビフォーアフターは一番すごかったかな。三匹目も保護犬で、マルチーズです。引き取ってきた時は困惑していたのですが、だんだんと懐いてくれて

歴代ワンコとの思い出を振り返りながら、思わず破顔する新谷
西平

今暮らしているワンちゃんは?

新谷

ブリーダーから譲って頂いたトイプードルです。
あまり家に居ない私なのにとても懐いてくれる子で、とても愛くるしいです

西平

直接ペットショップで購入したワンちゃんはいないんですね

新谷

そうですね。拾った子以外は知り合い経由で来た感じです。犬好きのネットワークというか。西平さんは昔から犬推しですか?

西平

じつは猫推しだったんです。子供のころから猫はずっと飼っていて、あと鳥とか魚とか色々。ずっと動物と暮らしてきました。でも自分の責任において飼った最初の子はトイプードルで。ブリーダーさんの所に何度も通って、犬についての勉強もたくさんしました

新谷

犬の健康管理や心得なんかでしょうか?

西平

はい。とくにお腹が弱い子だったので、ごはんも手作りで。タンパク質の割合など人の食事とは違うので、勉強してペット栄養管理士の資格も取りました。それで食事を変えたとたんに元気になりましたから、食べるもので体が変わるのだと実感しました

新谷

責任と愛情ですね。手作り食の継続から資格取得まで、言葉にすると一瞬で通り抜けてしまいますが、そう簡単なことではなかったと思います

深い愛情で繋がれた絆は、今も目に見えない形で西平代表を支え続ける力になっている

動物と人の幸せのために企業ができること

新谷

今回、アニドネさんに協賛したのは「知ってしまったからには、知った責任がある」ということもあります

西平

日本の動物の現状を知ってしまった?

新谷

はい。つらい環境にいる犬猫に対して自分に何ができるか、会社としてできることは何かということを考えて、動き出すきっかけをもらったと思います

西平

そもそもペットの写真ってニーズは多いですよね

新谷

そうですね。弊社ではパレットプラザという写真のプリントショップを展開しているのですが、ここを今まで利用したことがない方でも、うちの子(ペット)の撮影イベントをやると来店していただけたり。ある意味、動物と写真ってとても近い存在なんです

西平

動物が、企業とお客さんをつないでくれるような…。だとしたら、今回の協同は、お互いが必要として誕生した素晴らしいコラボ!

新谷

そうなんです。今後は、ペットとのシーンをアップロードしたりSNSで発信したりすることが、じつは寄付につながっているとか、そういった何気ない行動が支援につながるようになったらいいなと。プラザクリエイトが少しでも社会に貢献できれば、会社としてもいいことだし、社長としても誇らしいです

西平

寄付プロジェクトも立ち上げていただき、感謝しています

新谷

動物福祉に関心があっても、何をしていいか分からない人も多いと思います。まずは誰でも迷いなく一歩を踏み出す仕組みを作りたくて

「日常の行動が支援に結びつく」仕組みづくりを目標とし、パネル展への協賛に留まらず、SNSやパレットプラザ店舗での寄付活動へと拡大を続ける
西平

使命感とか大げさに構える必要はなくて、自分の愛犬のための行動や買い物が、寄付につながっていることは、じつはけっこうあります。アニドネのサイトでも、売り上げの一部が寄付になるペットグッズもたくさん紹介しています。もし時間に余裕があれば、近くの動物保護団体に連絡してボランティア活動をしてもいいですし

新谷

できる範囲で無理なく、というのがいいですよね。自分の何かを犠牲にするとかでは継続は難しい

西平

無理なく共生するのが大事です。動物と関わったり、ボランティア活動をすると長生きするというエビデンスもあるそうですよ。動物だけではなく、自分自身のためにもいいし、人生が豊かになります

動物の未来のための新たなチャレンジ

和やかな空気の中、対談の締めくくりに明るい未来への期待を語り合う
新谷

アニドネさんは発足から15年くらいですか?

西平

2011年にプレオープンしました。その後、動物への遺贈サイトや、問題提起サイトのAWGsなどを立ち上げています

新谷

情熱がそのままスピード感に反映されていますね。今後の展望は?

西平

今後は、「動物は感情のある生き物である」ということをもっと知ってもらいたいと思っていて、色々計画中です。今の日本では、法律上「動物は命あるもの」だけで留まっているので

新谷

日本はまだまだ動物後進国なんですね。法律から変えないとダメだと

西平

はい。ですので、今月から署名活動も始めています。動物愛護法であれば、5年ごとに変えられる機会があるんです

新谷

法律まで変えていきたいという思いや行動。それを支援することは、プラザクリエイトにも良い影響を及ぼす気がします。写真の活用の仕方や、価値の上げ方というのが、もっと何かあるような…。企業としても個人としても、持続可能な支援体制を作りたいと思います

西平

ありがとうございます。今後もご支援いただき、長いお付き合いができると嬉しいです

新谷

ありがとうございます。人と動物が共生する「しあわせの広場」の拡大を、ぜひ一緒に目指していきましょう!今後もよろしくお願いします!

(終わり)

アニドネ×プラザクリエイト「あの子と私のしあわせ広場プロジェクト」ご紹介

【特設ページはこちら】

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【公益社団法人アニマル・ドネーション 公式サイト】


(この特集の取材・執筆者)

小田 亮子

新卒入社後、人材系・ブライダル系の広告制作ディレクターを経て独立。フリーランスで広告関連の制作ディレクションほか、人材系、ブライダル系、動物系、エシカル系の記事を執筆。神奈川県出身で湘南エリアに在住も、海と陽射しが苦手なインドア派の夜型。大の猫好き。

(撮影者)

髙野宏治

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